ドクタータカヤスの日記(平成4年1月〜)
■ 切除部位はきれいでした 04/05/27(木)22:06:40

乳癌検診・保育園の園児検診も何とか終了し、少し、日程に余裕が出てきました。今日は130名の患者様が外来を受診されましたが、わりとゆっくりとした1日でした。しかし、午後からは大腸内視鏡検査が3名ありました。皆様大腸が長く、挿入に時間を要しました。検査が終了したのは午後6時になってしまいました。1年前に下行結腸の早期癌に対して内視鏡下粘膜切除術を行いました患者様を、経過のチェックのため、内視鏡検査行いましたが、切除部位はきれいな瘢痕を形成しており、再発は見られませんでした。また、外来終了近くに来院された3歳の子供さんが40度の熱が有り、食欲もないので点滴を行い、熱の具合を見ておりました。なかなか熱が下がらず、400MLの点滴が終了しましたが、39度の熱が続いておりますが、プリンなどを摂取できるようになられたため、自宅で様子診ていただくことにしました。何とか、早く元気になって欲しいものです。

■ すっきりしない天気が続いています 04/05/20(木)22:02:39

さわやかな5月のはずなのに、毎日がすっきりとしない天気で、雨また雨の日が続いています。お陰様で患者様も少なく、昨日は看護学校の解剖学の講義でしたが、今週は乳癌検診も休みなので、暇な毎日です。今日は昼休みに久光製薬の方の指導で「白内障めがね」と「手指の動きが悪くなるサポーター手袋」を使って高齢者の体験教室を行いました。白内障になったり、手指の動きが悪いと、小銭を財布から取り出すのがどれほど大変か、また、湿布を張るのがどれだけ大変かを身をもって体験しました、明日からは高齢者の方の身になって今まで以上応対しなければなりません。午後から大腸内視鏡検査を4名行いました。明日は午後からそけいヘルニア根治術を行います。来週は乳癌検診・保育園の園児検診があり、忙しくなりそうです。

■ やっと平常状態になりました 04/05/11(火)21:45:22

4月は日記を書かないままで、あっという間に5月も連休が終ってしまいました。4月に加わった新人スタッフも何とかオリエンテーションが終わり、仕事の流れが理解できてきたようです。4月の終わりから5月の連休明けまでは、外来患者様が多く、4月28日は170名、4月30日は200名と大忙しでした。5月に入っても、毎日140名の患者様が来院されていましたが、今週に入り、12名ほどに落ちつきだしました。今日は荒尾市民病院の先生方やコメデイカルスタッフの方々と第一回目の乳腺疾患研究会を行いました。30名以上の参加者があり、乳腺疾患への関心の高さを感じました。私は3例の非触知乳がんの微小石灰化症例を紹介させていただきました。今週からは荒尾市の乳癌検診も始まり、今週は午後から週3回検診に参加しなければなりません。今月は23日しか外来日がなく、そのうち5日に乳癌検診が、1日は保育園の園児検診が、1日は看護学校の解剖学の講義が入っており、なかなか手術が組めない日程になっています。5月に入りスタッフも落ち着き、今年度も今月からが勝負です。日記も定期的に書いていこうと思います。

■ 明日からは新年度が始まります 04/03/31(水)22:07:36

桜の花も咲き始め、慌しかった3月も今日で終わりです。3月は外来も忙しく、検査も多く、毎日120名の患者様が受診されました。病棟の方も入院患者様が29名、退院患者様が31名ととても入れ替わりの激しい月でした。残念ながら3名の高齢者の患者様も亡くなられ、年度末としては本当に大変な月でした。今月いっぱいで2名のスタッフが退職されます。1名は結婚で1名は高看の学生になるためです。変わりに明日からは2名の新卒の看護師がスタッフに加わります。病棟の方は、膀胱癌の末期、直腸癌の末期の患者様に加え、「要介護5」患者様3名を抱えたまま新年度に突入です。明日からまた新しい気持ちで気合をいれて頑張ります。

■ 重症肺炎からのDICでした 04/03/16(火)21:02:01

最近は外来・病棟・書類書きに追われ、なかなか日記を書く事が出来ませんでした。やっと今看護専攻科の解剖学試験の採点を終えたところです。14日の日曜日には、誤嚥性肺炎を起こされていたグループホームの入居者が熱発・咳はほぼ改善していたのですが、夜11時過ぎに、急に血圧が下がり病棟に運びました。直ちにルートを確保し、ドパミンを開始し、エアーウェイの確保、酸素投与で何とか循環状態は改善されました。しかし、15日の検査で白血球が2000/μl、血小板が20000/μl、ヘモグロビン7.5g/dlと汎血球減少を呈し、呼吸不全を合併してきたため、市民病院へ救急搬送しました。人工呼吸器の装着で循環動態は何とか改善しましたが、基礎に痴呆があり、食欲も落ちていたので心配です。もう一度元気になっていただきたいと思います。今日は前回の日記で書いていたイレウスで市民病院に転院していた患者様が状態が改善しないとの報告を受け、何とか九大病院の消化器内科を転院予約できました。一日も早い回復をお祈りします。病棟のほうは、入院治療が必要な患者様が多く、15日は3人退院・3人入院と入れ替わりの多い一日となりました。明日は午後からそけいヘルニア根治術を行います。

■ 亜イレウスがなかなか改善しません 04/02/23(月)21:29:25

2月も残すところあと1週間になってしまいました。
インフルエンザは流行っていないのですが、2月は外来・病棟ともに忙しく昼休みはほとんど10分くらいしか取れず、外来が終了するのも午後7時を過ぎる事が多くなっています。
病棟のほうも満床が続き、胃瘻の患者様が3名、中心静脈栄養の患者様が1名、寝たきりの患者様が4名と、かなり手を取る患者様が増えています。おまけに、手術の患者様も週に12名おられるため、病棟のやりくりが大変です。入院希望・転院依頼の患者様も数名待って戴いております。
そんなこんなで久しぶりに日記を書いています。
クローン病の患者様で、炎症が再燃し、5日ほど前より亜イレウス状態になっておられますが、採血上の炎症反応は正常化してきたのですが、なかなか腹部のガス像が改善しません。イレウスチューブの挿入を勧めているのですが、現在ガスも出ており、仕事もあるとのことで、様子を見ています。今日は点滴の間だけ胃管チューブを入れさせていただきました。一日も早く回復して欲しいものです。

■ 亜イレウスがなかなか改善しません 04/02/23(月)21:29:10

2月も残すところあと1週間になってしまいました。
インフルエンザは流行っていないのですが、2月は外来・病棟ともに忙しく昼休みはほとんど10分くらいしか取れず、外来が終了するのも午後7時を過ぎる事が多くなっています。
病棟のほうも満床が続き、胃瘻の患者様が3名、中心静脈栄養の患者様が1名、寝たきりの患者様が4名と、かなり手を取る患者様が増えています。おまけに、手術の患者様も週に1.2名おられるため、病棟のやりくりが大変です。入院希望・転院依頼の患者様も数名待って戴いております。
そんなこんなで久しぶりに日記を書いています。
クローン病の患者様で、炎症が再燃し、5日ほど前より亜イレウス状態になっておられますが、採血上の炎症反応は正常化してきたのですが、なかなか腹部のガス像が改善しません。イレウスチューブの挿入を勧めているのですが、現在ガスも出ており、仕事もあるとのことで、様子を見ています。今日は点滴の間だけ胃管チューブを入れさせていただきました。一日も早く回復して欲しいものです。

■ 今日は帰れそうにありません 04/02/01(日)23:12:13

今日は日曜日の割には穏やかで、インフルエンザの患者様が2名と、包行の患者様3名、胃潰瘍疑いの腹痛の患者様1名(この患者様は入院になりました)とのんびりとしていました。ところが、入院患者様で肝門部胆管ガンの末期の患者様が夕方に急に血圧が下がりショック状態となられました。ドーパミンの投与、新鮮凍結血漿の投与で何とか血圧が60から70mmHgに回復してきたのですが、これまでに2回肝臓を切除し、その後肝硬変も合併されており、やっと1月中旬に肝性脳症から回復したばかりなのに、本当に厳しい状態です。何とか持ち直して欲しいものです。

■ 大雪でびっくりしました 04/01/22(木)20:56:38

昨夜から降り続いた雪が積もり、大牟田・荒尾地区では珍しく、道路が凍結状態になりました。私の自宅は少し高台にあるため、周囲はアイスバーン状態になっており、車で通勤できず、大牟田駅まで歩き、やっとタクシーに乗る事が出来ました。30分遅れで何とか医院に到着しました。でもこんなに寒い日でも何とか外来患者様は100名を越し、そこそこ忙しい1日でした。午前中には胃瘻で栄養管理している寝たきりの患者様が急に血圧が下がられ、ドパミンの投与で現在、落ち着いています。また、午後からは大腸内視鏡検査を3名行いましたが、80代の患者様が直腸に大きな腫瘍を形成されていました。また、直径2cmのポリープ切除も行いました、何とか茎に留置スネアーをかける事が出来たのであまり出血せず切除が行えました。今日も夜は雪になりそうなので、医院に泊まることにしました。明日は午後から慢性裂肛の患者様の根治術を行います。明日は雪が積もりませんように。

■ 休みが取れません 04/01/15(木)21:11:15

早いもので平成16年に入り半月が過ぎました。昨年はインフルエンザの流行で熱発の患者様に振り回されていましたが、今年はインフルエンザの患者様はまだ診ておりません。しかし、今年に入り外来患者様は毎日140名前後で推移し、急変され方も多くなっています。12日の祭日に39度の高熱で歩けなくなられた高齢の患者様が左の肺炎でしたが、13日には熱も下がり元気になられていたのに、急に14日には喘鳴が増強し、再び熱が出始め、肺炎が両肺に広がって急性呼吸不全となられたため、市民病院に救急搬送しました。13日にも91歳の肺炎の患者様を当院が満床のために市民病院に入院させていただきました。さらに13日には糖尿病の独居老人の患者様が自宅で転倒され大腿骨を骨折されたために市民病院に救急搬送しました。加えて、13日には午後から内視鏡下胃瘻造設術を2名行い、さらに1名は胃瘻チューブの入れ替えを行いました。昨日も高齢の患者様がお風呂場で転倒され下腿を挫傷されましたし、本日は車椅子利用患者様がバスの中ですべり足の指を骨折されました。また、本日は午後から大腸内視鏡検査が4名あり、病棟も肝門部胆管癌で肝硬変による脳症を合併された患者様、胃瘻の患者様3名、寝たきりの患者様5名と本当に手のかかる患者様が多く、手術の予定もあり、病室のやりくりが大変になってきました。明日は午後から全周性の脱肛を伴う患者様の痔核根治術を行います。


■ 新年明けましておめでとうございます 04/01/05(月)21:07:50


昨年の年末から今年にかけてはインフルエンザの流行もなく、12月31日から1月3日までの4日間で外来患者様は30名と、久しぶりにゆっくりと年末年始をおくる事が出来ました。ただ4日は当番医のせいもあり27名、うち新患の方が10名と忙しく、外来が終了したのは午後7時を過ぎていました。今日はそれほどバタバタせず外来患者様も90名ほどで、胃内視鏡検査が2名、超音波検査が5名、乳腺検査が2名と、仕事始めにはちょうど良いペースでした。正月に初詣で地元の四ッ山神社、博多の櫛田神社、大宰府天満宮、筥崎宮に参拝しましたが、全てのおみくじが「小吉」で、「今年1年内容の充実を目指して仕事をするように」と書いてありました。当院も開院51年目に入り、また、私自身も荒尾に帰郷し10年目になるため、初心に戻り、この1年を乗り切りたいと思います。今年1年が良い年でありますように。

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